毎年11月20日に行われる、アメリカでトランスジェンダー嫌悪によって殺害された、トランスジェンダーを追悼するために行われる追悼日。1998年11月28日に、マサチューセッツ州でトランスジェンダーへの嫌悪を理由に、アフリカ系アメリカ人のリタ・ヘスターが惨殺されたことから由来している。
2008〜2012年の4年間に世界55ヵ国で少なくとも800名のトランスジェンダーが、トランスジェンダー嫌悪によって殺害され、いまでも類似の事件や殺害予告などは止まらない。殺害されたトランスジェンダーの95%が女性的なトランスジェンダーであることから、女性嫌悪が背景にあると言われている。
追悼イベントだけでなく、11月13日~11月19日をトランスジェンダー認知週間(Transgender Awareness Week)と称し、人々にトランスジェンダーの抱える困難や課題について知っていただく啓発週間としている。
一方、お祝いする日があってもいいじゃないかとの考えから、3月31日をトランスジェンダー可視化の日とし、トランスジェンダーの認知と、トランスジェンダー嫌悪への反対をする日として制定された。●